昨日、猫のリンパ腫のセミナーに行って来ました
リンパ腫は猫ちゃんの腫瘍の中でも最も多い腫瘍で、免疫細胞の白血球の一種であるリンパ球が腫瘍化する病気です
猫ちゃんでは、多くはFeLV(猫白血球ウイルス)に罹っている子がリンパ腫になると言われてきましたが、最近は必ずしもそうではなく、ウイルスとあまり関係ない腸管のリンパ腫が大半を占めてきているそうです
これは、FeLVに罹る猫ちゃんが減ってきたこと、腸管のリンパ腫を診断する技術が上がってきた事などによるものだろうと考えられているそうです
腫瘍と聞くと死の宣告を受けてしまったように感じてしまう方が多いと思うのですが、腫瘍は発生部位とその種類によってその後どうなっていくかは様々です。
リンパ腫は悪い腫瘍の一つなのですが、抗癌剤が効きやすい腫瘍で、ものにもよりますが治療によって長い余命が期待出来ますし、場合によっては完治してしまう事もあります。
腫瘍は早期発見が大切です。わんちゃんねこちゃんは自分で体調不良を訴えることができないのでどうしても発見が遅れがちです
高齢(6~7歳以上)になってきたら、日頃のボディチェックに加え定期的に検診を行なって早期発見・早期治療を心がけていけるといいと思います
奥山
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