先日眼科セミナーに行ってきました
セミナーで様々な内容の勉強をさせてもらったのですが、その中で特に気になった話はPRAについての話です
PRAとは進行性網膜萎縮の略で、目の網膜という部分が悪くなってだんだん目が見えなくなってしまう病気です
ダックスフンドで多く見られ6歳前後で発症することが多いですが、早い子では2歳で発症します
早くに発症するとその後ほとんどの子が白内障になってしまうとの話でした
命に関わる病気ではないのですが、わんちゃんの生活の質を著しく下げてしまうので、軽視できない病気です
PRAには完治させる治療法はなくいつかは目が見えなくなってしまいますが、抗酸化作用のあるサプリメントが進行を抑え白内障を抑える効果があることが分かっています
PRAは遺伝性の疾患で、遺伝子検査でその素因を持っているかどうか調べることができるので、そのような遺伝子を持つ子はできるだけ繁殖させないようにするといった活動も始まってきているのですが、この病気が少なくなるにはまだまだ時間がかかりそうです
正常な眼底写真です。
PRAの眼底写真です。網膜は萎縮して血管が無くなっています。
奥山
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