今日はチェリーアイの整復手術がありました
チェリーアイになってしまうと慢性的な結膜炎を起こしてきてしまい、乾性角結膜炎になってしまうこともあります
チェリーアイとは、目の内側にある瞬膜腺が腫れて出てきたもので、何で出てきてしまうかというと、多くは生まれつきこの瞬膜腺を奥に支える靭帯が無いために出てきてしまいます
一昔前までは、チェリーアイは瞬膜ごと取るのが一般的でしたが、瞬膜腺からは涙の30%が産生されているため、もともと涙の量が少ない子だとやはり乾性角結膜炎になってしまうので、出来るだけ瞬膜腺を温存して整復する方法が取られるようになって来ています
しかし、チェリーアイの期間が長いと瞬膜を支えている軟骨が変形していて、瞬膜腺を温存して整復するのが困難だったりすることがあります。
今日の子も軟骨の変形があったのですが、手術は無事終了
手術後の目の外観です
あとは再び出てこないよう祈るだけです
奥山
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