昨日は、膝蓋骨内方脱臼のOPEがありました。
膝蓋骨内方脱臼とは、簡単に言うと膝のお皿が外れてしまうことです。
よく知られる関節病「股関節形成不全」がゴールデンやラブラドールなどの大型犬に多いのに対して、
膝蓋骨内方脱臼は、プードルやポメラニアン、ヨークシャー・テリア、柴犬などの小型犬に多いのです!
また、ミニチュア・ダックスフンドやスピッツなどの場合、ひざの外側に外れたり(外方脱臼)、
内外両方に外れたりする場合もあります。
膝蓋骨脱臼はジャンプをしたり、膝を捻ったりすることが原因で起こります。
初期段階であれば、自然にお皿が戻るのですが、脱臼癖がつき悪化していくと
お皿が外れっぱなしになり、びっこを引くようになります。
予防としては、検診やワクチン接種などの通院時に、膝関節の状態をよくチェックし、
明らかな症状が出始める前に、股関節・大腿骨・膝蓋骨が正常であるかどうかを確認しておくことが大切です!
お家でもわんちゃんががリラックスしている時に、ひざの上に抱いて足を伸ばさせ、
そっと膝蓋骨を左右に動かしてみて、ぐらぐらするか、脱臼しないかをチェックしてみるのもいいですね!
また、子犬の時から、いすやソファに飛び乗ったり飛び降りたりすることや、
お散歩中に急に向きを変える習慣をつけないことが一番の予防です!
江ヶ崎
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